「JASHヤングアラムネの集い」~児島なおみさん講演会~
10月31日(土)聖心女子大学内ブルーパーラー、グリーンパーラーで2015年度「JASHヤングアラムネの集い」が行われました。例年は6月に行われているイベントですが、今年は会場の都合で10月になりました。4年に一度開催されるAMASC大会を目指して若い同窓生に興味を持っていただき、大会へ一緒に行きましょうとお誘いする目的で、毎年AMASC東京大会記念基金委員会では「ヤングアラムネの集い」を行っています。
今回は2018年開催予定の第16回AMASCメキシコ大会のテーマが「ソフィの遺産、世界への贈り物」ということですので、それにちなんで絵本作家の児島なおみさん(みこころ会54回)をお招きして講演をお願いしました。
児島なおみさんが講演をなさるということで、今年は若い同窓生ばかりでなく、児島さんの同級生の方やヤングのお母様の卒業生が親子で参加されるなど、50名あまりの賑やかな会となりました。そして今年の会について特記すべき嬉しいことはポスターを見て初めて参加したという大学生や、卒業したばかりのヤングで初めて参加したという方がたくさんいらしたことです。
みこころ会54回生の児島さんは三光町のシスターのご依頼により25年ほど前に、初等科生のためにわかりやすい優しい言葉と美しい彩りで、『聖マグダレナ・ソフィア・バラ』(偕成社)という絵本を作られました。その絵本は今もみんなが大切に読み継いでいます。児島なおみさんご自身の言葉でその絵本の説明をしていただきました。1ページ1ページに児島さんが込められた絵の意味を解説していただくと、いままで何気なく見ていた絵本の絵の意味が理解できて本当に嬉しくなりました。参加者の一人一人がそれぞれの思いを新たにしている様子でにこにこ笑顔になってお話を伺っているのが印象的な講演会でした。
講演の後グリーンパーラーからブルーパラーに場所を移し、委員手作りの軽食ブッフェを参加者の方々に楽しんでいただきました。今年は当委員会も若い委員が加わり、今までと異なるメニューも登場し色とりどりのお料理を楽しむことができました。AMASCメキシコ大会を意識してメキシコ風サラダやディップもあり好評でした。児島なおみさんも最後まで参加してくださりお食事や同窓生とのお話を楽しんでくださいました。若い同窓生は児島なおみさんのそばでお話をしたり写真を一緒に取っていただいたりして大満足の様子でした。
終始温かい雰囲気の会でした。聖心スピリットのもとに育った私たちが年代を超えて和気あいあいと集えたということは創立者聖マグダレナ・ソフィアがくださったお恵みだったと思われる心温まる一日でした。
来年も「ヤングアラムネの集い」を予定しております。次回もAMASCメキシコ大会にむけて楽しい企画を用意したいと思っております。多くの方のご参加を、委員一同お待ちしております。
AMASC東京大会記念基金委員会 委員長 三冨久美子