シスターからのメッセージ⑬ シスター林千鶴
1.名前: 林 千鶴
2.プロフィール:
不二聖心小学校(1967)、聖心女子専門学校
不二聖心中学校、高等学校、寄宿舎
聖心会管区本部秘書室、聖心女子学院高等科、中等科
小林聖心中学校、高等学校、2021年4月より渋谷第一修道院
3.好きなことば:
マタイ11:28-30
「疲れた者、重荷を負う者は、
私たちは毎日喜びや楽しみと同時に様々な苦しみや悲しみ、悩みなどに出会います。それが故に日々恵みを頂き私たちの心は成長していくのですが、どんな時にも私とともに歩み、支えてくださるこのイエス様のことばは、私をいつも慰め、励まし、勇気づけてくれるものです。
4.卒業生へのメッセージ:
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コロナ感染拡大から1年半、その終息の可能性も見えないままオリンピック、バラリンピックは無事に終了しました。特にパラリンピックでは大きな障壁に立ち向かい乗り越えてこられた方々のうちに見られた強さに心を揺さぶられました。この感激を目にした方々は、必ずやこれからの社会がもっとお互いの違いを認め、多様性を尊重しながら助け合って歩んでいくようになることを確信しておられることと思います。この華やかな行事と競うかのようにコロナも猛威を振るっていました。もう殆どの方がワクチン接種を受けられたと思いますが、社会の中で忘れられがちの人たち、とても弱い立場にあって取り残されている人たちへのワクチン接種がどうなっているかがとても気になり祈っています。
「マスク着用、手指消毒、うがい」に慣れ、気がつけば以前とはずいぶん違った日々を過ごすことになっている私たちに今、創意工夫、チャレンジ精神、忍耐力などが求められているのではないでしょうか?年齢にかかわらず、今まで自分がしてみたことのなかったこと、苦手だと思い込んでいたこと、あまり気乗りがしなかったことなどに、勇気をもって取り組んでみることで新しい世界が開け、視野が広がり、受容、共感、楽しむ心が深まり、それが神様のやさしさ、友だちの思いやり、心遣いなどに敏感になることへとつながり、お互いに豊かな心で生きていくことができるのではないかと思いますがどうでしょう?